オークヴィレッジ カッコークロック森の巣箱

鳥のやさしい鳴き声が時を告げる懐かしいカッコ-時計
まるで本当の森にあるかのような巣箱からカッコーが顔を出し、首を振りながら時を告げる掛け時計です。
屋根と振り子と針は深い色のエンジュ、本体はくっきりとした木目とやさしい木目が特長のセン、カッコーは「トチの絹肌」といわれる白く滑らかなトチと、日本の森の木々を生かしました。
カッコークロックのやさしく懐かしい音の秘密は「ふいご式」。
機械部分に紙風船のようなものがあり、そこから空気が出るときに「カッコー♪」と音が聞こえます。
これは、現在では日本ではリズム時計工業社しかつくっていない希少な技術です。
電子音ではない、自然の音をお楽しみいただけます。
商品情報
サイズ: 幅26.2×奥行9×高さ36.5cm
材 種: (本体)国産セン (屋根)国産エンジュ (鳩)国産トチ
仕上げ: 植物性オイル(ナチュラル)
重 さ: 約1kg
※カッコーは毎時に時数だけ鳴きます。毎時30分には1回だけ鳴きます。
カッコーの鳴き声は手動でON・OFFに切り替えることができます。
※ムーブメント:リズム時計工業社製
オークヴィレッジとは

オークヴィレッジは、おもちゃや文具、家具をはじめ家も自社で開発・設計し、国産材にこだわって制作まで行う木工房。
家や椅子、テーブルも、できる限り金物を使わず、伝統的な「木組み」で造り上げるため、その担い手である家具職人、大工や棟梁も自社で育成しています。
私たちのモノ造りは手間と時間がかかります。
それは、効率や利益よりも大切にしたいものを追究しているから。
1974年、飛騨高山の地で創業した時に掲げた3つの理念を、今も守り続けているからにほかなりません。
日本に暮らす私たちは、日本固有の気候風土を背景とした豊かな植生の森に恵まれ、森とともに生きてきました。
そして住宅はもちろん、生活で使うさまざまな道具も木で造り、暮らしと自然が一体になった「木の文化」を育んできました。
しかし、20世紀中頃から始まった大量生産・大量消費、鉄鋼やプラスチックなどの工業製品の台頭によって、先人より受け継がれてきた木の文化・技術は衰退していく傾向にありました。
こうした変化に危機感を抱いた5人の若者が集まり、日本の木を使った木工房「オークヴィレッジ」が生まれました。その始まりにあるのが、日本の「木の文化」を拠り所とした持続可能な社会づくりへの思いを表した3つの理念です。
「100年かかって育った期は100年使えるものに」
「お椀から建物まで」
「子ども一人、ドングリ一粒」
創業期から今も変わらず、オークヴィレッジの企業活動、モノ造りは、この3つの理念に沿って行われています。
「三位一体」のモノ造り
オークヴィレッジのモノ造りは、家具や家も、100年以上お使いいただけることを大切に考えています。
家具に使用する広葉樹は、人手に頼らず森の中で時間をかけて生長したもの。
木を伐って材料にする。
それは、森の命をいただくこと。
だからこそ、森や木を敬い、育ってきた時間と同じくらい使い続けることができるものにしていくことが造り手の使命だと考えています。
そして、「素材」「技術」「デザイン(設計)」という3つの要素がより高い次元で三位一体になった時、初めてオークヴィレッジが大切にしているモノ造りになると考えています。
オークヴィレッジの家具は、広葉樹の木目や色を生かすため無垢の木を使用していますが、長い年月をかけて生長したナラやカバなどの広葉樹は、曲がったり、枝があったり、一本一本に個性があり、それが製品ごとに異なる表情を創り出しています。
そのため、丸太から製材する際には、樹種ごとの木質、木目の出方、木目方向の伸び縮み度合いの違いやクセである木理(もくり)、曲がり具合などを見極めて、各製品のどの部材に適しているかを判断しています。
例えば、同じナラでも、若くて粘り気のある材は椅子の脚に、古木の希少な木目の板は食器棚の扉の鏡板に、伸びやかで色目が美しい板はテーブルの天板にと、「適材適所」の使い分けをしています。